戸籍が語る家族の物語

私にとって自己探求に戸籍取得は外せない。

本日のコンステレーション研究会は、少人数だからこそ、じっくり戸籍について語る時間となった。

私が自己探求に戸籍を用いるわけは、私自身が心理学を学ぶ中で、戸籍を辿る必要性を感じ、自らの戸籍を読み解いた経験から。

歴史、因習、社会情勢など、

江戸時代末期から、両親、祖父母、曽祖父母が生きてきた時代背景と共に、

記憶から忘れ去られていた方

知っていたけど気にも留めてなかった方

そもそも存在を知らなかった方などを改めて知っていくことになる。

その事実を読み解いていくと、生きづらさに繋がっていた自分の課題が、家族全体の課題へと視点が変わり、物事の見方と意識が拡大されていく。

それは、まるで、無意識下にあった心の隙間に、ジグソーパズルのピースを一枚一枚、定位置に戻していくようなそんな感覚。

家族の物語に触れていくと、

今ここに生きる自分という存在と、この命の重みに実感が湧いてくる。

本日のコンステレーションでは、

大阪出身の男性と、沖縄出身の女性が、それぞれ家系で起きてきたことに向き合った。

その方々を通して知る家族。

そして、今は亡き人たちのそれぞれの生き様。

私はそこに触れる度、

様々な時代を生き抜いてきた方々への敬意と共に、

心が震えている瞬間をいただいている。