辿りびとでは、家系図作成用の戸籍をご自身で取得していただいています。
戸籍取得は、家系づくりの最初の難関ですが、この行動からご先祖様とのつながりが始まり、現在取得可能となっている最古の戸籍(明治19年式戸籍)まで遡れれば、江戸末期のご先祖様を知ることができます。
戸籍を一括で取得できる制度
2024年3月の法改正により、戸籍を1箇所で全て取得できるようになりました。
戸籍を一括で取得できる制度の記事
※※※※※参考記事※※※※※
2024年(令和6年)3月1日、最寄りの市区町村役場において、ほかの市区町村役場の戸籍謄本であっても、一括して取得することができる制度が始まりました。↓ https://souzoku.asahi.com/article/15232361
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上記法律改正により、自分の住む役所だけでなく、全国どこの戸籍課でも取得が可能となっています。
依頼方法
最寄りの戸籍課に行き、「家系図を作成したいので、父方・母方の遡れるまで全部の戸籍を取得したい」と伝えてください。依頼の方法は役所によって違いがありますので、戸籍課にて確認をお願いします。
依頼用紙への記載も、目的欄に「家系図作成のため」と記入します。
家系図作成の趣旨を伝えない場合は、相続などに必要な分のみが発行されることがありますので、目的が家系図であること、取得できる戸籍をすべて遡りたいという件を伝えると役所側に伝わります。
取得までにかかる期間は1日~2か月
依頼してから受け取りまでの期間は、早くて約半日〜1日、役所によっては予約制となり、取得まで1〜2ヶ月かかると言われるところもあります。 まずは自分の住民票がある役所に確認をお願いします。
なお、1日体験講座が講座は父方か母方、どちらかが取得できていれば直系家系図の作り方はわかりますので、すべてを取得してなくてもご参加いただけます。
また、この戸籍を遡るという行為は、紐付けされている戸籍を全て遡っていくので、役所の方でも熟練した知識と時間が必要です。 時に役所の方が簡易的な手書き家系図を戸籍と共に渡してくれることもあります。
紐付けで辿れない箇所があった場合は「この先については、〇〇の役所に依頼してみてください」と情報を教えてくれます。
取得にかかる費用
戸籍取得の費用については、全ての戸籍取得したとして、手数料は10000円〜20000円と、取得できる戸籍数により個人差があります。
【戸籍の消失について】
戸籍が火災や震災、戦争、津波などで焼失した場合、保管期限に関係なく発行は不可となり、「滅失証明書」「焼失証明書」「告知書」などの証明書が発行されます。
【戸籍謄本などの取得にかかる手数料】
改製原戸籍謄本:1通750円
戸籍謄本:1通450円
除籍謄本:1通750円
戸籍の保管期間について
最後に、 現在取得できる一番古い戸籍は「明治19(1886)年式戸籍」で、世代にすると平均5~最大7代前まで、江戸末期の方の名前まで遡ることができます。 また、過去、戸籍の保管期限は何度か変更され、明治初期から昭和36年の間は50年、昭和36〜平成22年の間は80年、平成22年からは150年と延長された経緯によって、 その期間内で除籍となったもので保管期限を過ぎてしまったものについては、役所で廃棄されている可能性があります。 ご参加いただいた方の中には、80年前の戸籍はすでに廃棄となっていた方もいらっしゃいました。
戸籍取得は時間と根気が必要な作業ですが、家族と自分のルーツを知る貴重な資料。今のうちに全て取得しておくことをお勧めしています。