前回の投稿に続きます。
娘との関係修復に、
多分この8ヶ月間がとても重要だったと思う。
ある日「ご飯食べ終わったら本屋さんまで散歩しようか」と誘ってみた。
本好きな娘は、
「うん、行ってみる」と快諾。
そこから始まった夜散歩。
散歩といっても、娘は、まだ調子もよくないし、体力が落ちているから、3分以上たっていられない。
少し歩いては休み、また、歩いては座り込むを繰り返し、
普段なら10分程度で行ける本屋さんに40分以上かけて歩いて行った。
そして、娘の歩調に合わせ、歩いたことで、私は沢山の事に気づく。
いつもは娘が私の歩調に合わせてくれていた事。
二人で出かけると、娘は後ろにいる。隣で一緒に歩こうよと言っても、決して隣で歩こうとしなかった。
私のペースで歩き、私のペースで話す相手に隣にいる気になれなかったんだろうなと。
本屋さんに着くまでの沈黙の時間、私に支えられながら娘はただ歩く。
時に道の縁石に座り込み、
しばらく月を見上げていた。
この散歩を繰り返す中で、
私は、自分自身の行動を振り返り、
もう、この子に要求するのはやめよう。
そのままの娘をちゃんと見ていこう。
もう充分すぎるほど、娘は私に応えようと頑張ってきた。
変わらなければならないのは
私の人生に振り回されながら必死についてきた娘に対し、
理想の娘像を押し付け追い詰めていった私の方。。。
私が【娘のため】と思っていたことは結局は自分自身の至らなさから目をそらすためだった。
いつもそばにいた娘なのに、
私は本来の娘の姿を何も知らないことに気付いた。
次回に続きます。