多世代の課題を知るファミリーコンステレーション

心の学びを深めてきた方と共に、コンステレーション研究会を開催している。

コンステレーションとは、グループで行う心理セラピーの一つで、

大きな特徴として、ワークの場に課題を抱える本人は参加せず、

課題に関わるもの全てを代役によって外在化させ、その人の真の課題を見つめていくというもの。

また、コンステレーションにも様々な方法があり、今回は参加者に何の情報も与えずに行うブラインドコンステレーションという手法を行った。

今起きている課題をみたいワーカーと、そこに寄り添い共に課題を見つめていくファシリテーター、

何も情報のないまま、行われるこのワークは、初めてみる人にとってはきっと茶番劇。

それでも信じがたい光景が展開されていく。

本日初めて参加された方は、

「何?これ?」

「なんでわかるの?」と

首を傾げる。

疑心暗鬼も場に立てばわかる。

身体の力を抜き、そこで何を感じるのかに集中すると、湧き出てくる思い、感覚、感情、

不思議なほど、自分が多くの情報を場から受け取っている事に驚く。

そして、何より他の人の課題を扱いながら、代役自身も自分の課題に気づいていくのだ。

これこそがグループダイナリズムの面白さ。

終了後には、

複数の参加者の方からは、

「コンステレーションって本当に楽しい!!」という声をいただき、

その反応がとても嬉しい。

年内はあと3回開催予定。

知ってるつもりの自分という人間。

ワークすればするほど、一番自分を知らないのは自分なのだと気づく。

「自分を知る」

それは、人生の醍醐味だと私は思う。