先週日曜日、湯河原ご縁の杜で開催された「地球46億年の歴史を体感する旅」に参加した。
46億年を4.6キロに見立て、湯河原の森と海辺を歩く旅。
4.6km = 4,600,000mm で考えると、1mが100万年。
つまり、大体一歩が50万年ということになる。。。
湯河原ご縁の杜の女将がガイドする旅
この旅をガイドしてくれたのは、ご縁の杜(Goen no Mori 〜人生に変化が起こる宿〜)の代表取締役であり、女将でもある深澤里奈子さん。
彼女とは学びの場で出会い、その後も交流を続けていますが、里奈子さんのこれまでの歩みは、私には到底まねできないチャレンジの連続です。
10年前、祖母から受け継いだ50年の歴史を持つ老舗旅館の暖簾を一度おろし、心と体を癒すリトリート施設へと劇的に進化させ、今では独自の経営とライフスタイルを発信し続けています。
その大胆な決断のきっかけとなったのが、思想家サティシュ・クマール氏の本との出会い。そして、その後みずからイギリスに渡り「シューマッハ・カレッジ」で体感した思想やエコロジーの学びが、まさにこの「地球46億年の旅」のガイドにも息づいているのです。

そんな女将と一緒に、地球の歩みを身体で感じ、地球になったつもりで歩む旅。
0キロ地点を地球誕生とし、溶けた岩石の球としてしばらく沈黙のままスタート。
ここから、地球の変化が起こる様々な地点で、解説を交えながら進んでいく。(写真はその旅の途中で撮影したものです※順不同)
【0.6キロ地点】最初の生物(バクテリア)の誕生
【0.9キロ地点】酸素を作る生物(シアノバクテリア)の誕生
【2.2キロ地点】大気中に大量の酸素が放出され、地球史上最初の大量絶滅が起こる。

【2.3キロ地点】1度目の全地球凍結(スノーボールアース)
赤道から海深1000mまで凍り、地表温度はマイナス40〜50℃の状態が約1000万年以上続く。
【2.5キロ〜3.5キロ】複雑な細胞(真核生物)と「性(有性生殖)」の誕生。生物の多様化への準備期間。

【3.9キロ地点】2度目の全地球凍結
※この極限状態を生き抜いた生物は巨大化の道へと進むことになる。
【4.0キロ地点】カンブリア爆発
※0.6キロ地点で生まれたバクテリアたちが、ここで一気に目に見える多様な多細胞生物(三葉虫など)へと大爆発を遂げる。
【4.1キロ地点】植物や生き物がついに海から陸へと上がる。

【4.37キロ地点】恐竜時代の始まり
ここから恐竜時代が約1億7000万年続くことになる。
【4.535キロ地点】恐竜絶滅(隕石衝突 ※諸説あり)
【4.598キロ地点(残り2メートル)】本格的な氷河期の始まり。
マンモスなどが活躍し、私たちの「祖先(原人など)」が過酷な寒さに挑んだ時代。
【4.5997キロ地点(残り30センチ)】現代の人間(ホモ・サピエンス)の誕生。ここでついに私たちと全く同じ体を持った人類が誕生。

【4.5999キロ地点(残り10センチ)】人類のアフリカ大移動。
ホモ・サピエンスが世界中へと旅立ち、各地へ広がっていく。
【4.5999954キロ地点(残り4.6ミリ)】この頃エジプトでピラミッドが建設される。
そして、最後、
【4.6キロ地点(残り0.1ミリ未満)】でようやく現代文明にたどり着く。

最後は、30センチ定規を取り出し、説明してくれた女将。
人類(ホモ・サピエンス)が誕生したのが、この定規の端っこの「残り30センチ」。
そして、私たちが知る歴史の教科書の中身(ピラミッドから現代まで)にいたっては、この定規の**「最後のわずか4.6ミリ〜0.1ミリ未満」**という極小の隙間にすべて詰まっている。
そう考えると、何だかとても不思議な気持ちになる。

なんと言っても、地球46億年の歴史を4.6キロに凝縮すると、話す単位がすべて「万」か「億」だから、頭の中は完全にバグってしまい、
その後に話す日常会話に「500年前」とか言われると、「ついこの前じゃん!」という感覚になってしまう。
地球から見た私たちはどんな存在なんだろう
地球年齢46億歳。

今年、西暦2026年を生きる私たちは、地球生物として最先端にいるけれど、地球にとってはまだまだ新参者。
このほんの一瞬の期間の中で、人種間や国同士が、それぞれの権利を主張し合っている。
そんな私たち人間を、地球は今、どんな眼差しで見つめているんだろう。
この旅は、そんなことをしみじみ考えた時間でもありました。
【地球目線で人類を考えたい方へ】
この旅は通年行われています。興味のある方は下記詳細リンク、湯河原ご縁の杜サイトをご覧ください。
🔹地球46億年の歴史を体感する旅🔹
次回は10月を予定しています
追記:下記の写真はイベント参加者に提供されるご縁の杜特製の「ヴィーガン弁当」。「真鶴岬」の先にある「三ツ石」を見ながら食べるお弁当はとてもおいしかった。


