“辿りびと”は 自分で作る家系図のサポーター

家系を知ることは自分を知ること

このサイトでは、自身で作る「家系図」をもとに、日本と家族の歴史、そして、家系から受けている影響を知るシステム理論を学びながら、6~8世代という家系全体という視点から「自分という存在を見つめる」自己探求をサポートしています。

家系図を自分で作る目的は、戸籍を通して初めて知る方々に出会い、その一人一人の人生を感じて行くこと。

その過程で、身近なはずの両親・祖父母の人生をほとんど知らなかったかに気づくでしょう。

そして、人生の中で感じていた「生きづらさ」の感覚は、自分だけのものでなく、家系全体がもつ課題であったことを知ることになります。

重要な3つの「ち」

辿りびとが大切にしているのは3つの「ち」。血(血脈)・地(生まれた地)・知(歴史的知識)を知ること。

家系図作成+家族システム理論+多世代ワーク

3つの「ち」を知るために、家系図作成と様々な学びを同時に行っていきます。

◇家系図作成

家系図作成は講座受講前に行う戸籍の取得から始まります。父方、母方、現在取得できる「明治19年式」まで、すべての戸籍を自身で取得していきます。その戸籍をみるだけでも、自分という存在の背景には、どれだけの先祖がかかわっているかが実感できます。

講座内では、自分の先祖はどこで生まれ、何を体験し、どのような人生を送ってきたのか、時代年号を調べ、名前を呼び、ひとり一人の人生に思いを馳せる。自分で作成するからこそ感じられる「先祖との心の対話をする貴重な時間」が得られます。

◇家族システム理論

家族システム理論とは、家系・家族間の影響を知る講座です。例えば、家族の中で長男・長女の受ける影響と次男・次女が受けている影響は違い、その生きづらさも違ってきます。その影響は今現在の家族だけでなく、家系(多世代)からきている可能性もあることを学ぶことで、現在起きている様々な課題についても、新しい視野・視点が生まれ、自己理解と他者理解によって家族との関係性も変わってくるでしょう。

◇多世代ワーク(ファミリーコンステレーション)

この講座内で行っているワークは最大4世代の家族を外在化させ、自分に与えている影響を紐解くコンステレーションとなります。家系図作成や家系システム理論などにより、家族に対して理解が深まった中で行うワークは、自身の感じていた苦しみや悲しみは、同時に家系の中にあった苦しみや悲しみであったことが実感できるでしょう。それらの気づきと共に、その大元となっている課題に焦点を当て、過去を変えるのでなく課題の見方を変えていくことで、今を生きる私たちの生き方が変わっていきます。

家系図を自分で作るメリット

家系図の作成は、家系図作成専門業者をはじめ、行政書士の方が家系図作成サポート、ネット上でも作成用プログラム提供など、多くのサービスが存在し、

家族の歴史を知る
家族のつながりを強化する
自分のアイデンティティの確認
歴史的な貴重な資料の保存
などのメリットがあげられます。

その中で、辿りびとが【家系図を自身で作成する】ことをおすすめしている理由は、ひとりひとり祖先の歩んできたその歴史をじっくり感じること。履歴を自身で紐解くことで多くの気づきが得られるからです。

そして、辿りびとで家系図を作成する最大のメリットは、家系図と同時に体験していくこの様々な「心の学び」にあります。

家系図と心の学びを組み合わせることにより

1. 自己理解が深まる

家系図を作成する過程で、過去の家族の歴史や文化、価値観を振り返ることができます。これにより、自分自身がどのような背景を持ち、どのような影響を受けてきたのかを理解することができ、自己理解が深まります。心の学びを通じて、自分の行動や思考の根本にあるものを見つめ直すことで、より健全な自己認識が育まれます。

2. 家族の役割と影響を理解する

家系図は、家族間のつながりを示すだけでなく、それぞれの家族メンバーがどのような役割を果たしてきたかや、どのような影響を及ぼしてきたかを明確にします。心の学びを通じて、その影響を感情的に理解し、過去の家族関係が現在の自分に与える影響を気づくことができます。これにより、過去のトラウマや未解決の問題に対する癒しのプロセスを進めることが可能になります。

3. 感情の解放と癒し

家系図と心の学びを組み合わせることで、家族の歴史に関わる感情的な課題や未解決の問題に気づくことがあります。例えば、先祖の間にあった葛藤や悲しみ、苦しみが自分に引き継がれている場合、その感情を認識し、癒すためのステップを踏むことができます。家系図を通じて見える遺伝的、文化的、感情的なつながりを意識的に解放することで、心の健康が向上します。

4. 家族の負の連鎖と価値観の再評価

家系図を通して、家族がどのような価値観や信念を持ち続けてきたのかを理解することができます。これに心の学びを重ねることで、自分の価値観と照らし合わせ、必要ならばその価値観を再評価し、現代の自分にとってより健康的で意味のあるものに変えることができます。家族の歴史や伝統を尊重しながら、自分自身の生き方を見つけることができるのです。

5. 世代間の癒しとつながり

家系図を使って心の学びを進めることで、過去と現在の家族のつながりを深く感じることができます。自分がどのような遺産を受け継ぎ、それがどのように次の世代に影響を与えるかを理解することで、家族間のつながりやコミュニケーションが強化されます。これにより、世代を超えて心の癒しを促進し、家族全体の絆を強化することが可能になります。

6. 親子関係や家族内の対話の促進

心の学びを通じて、家族間でのコミュニケーションが改善されることがあります。家系図を基に、家族の歴史や経験について話し合うことで、親子や親戚間での理解や共感が深まり、過去の誤解や葛藤を解消する手助けになります。これにより、より健康的な家族関係が築かれ、心の成長が促されます。

7. 未来へのポジティブな影響

家系図と心の学びを通じて、過去のネガティブな影響を癒し、未来に向けて前向きな変化をもたらすことができます。家族の歴史における苦しみや困難を受け入れ、それを乗り越える力を得ることで、今後の世代により良い影響を与えることができると感じられるようになります。家族の連鎖がよりポジティブな方向に進むため、自己成長や家族の成長が促進されます。

人生で起こる様々な出来事、自分が感じている感情や課題を多世代まで遡っていくと、回を追うごとに、視点も視野も視座も変わり、自分の意識が拡大されていくことが実感できるでしょう。

家系図を自分で作る方法

家系図作成でまず最初の難関となるのは、戸籍の取得になります。以前は両親の本籍のある地で依頼する形でしたが、2024年3月の法改正により、戸籍を1箇所で全て取得できるようになりました。

※※※※※戸籍を一括で取得できる制度参考記事※※※※※
2024年(令和6年)3月1日、最寄りの市区町村役場において、ほかの市区町村役場の戸籍謄本であっても、一括して取得することができる制度。
https://souzoku.asahi.com/article/15232361

戸籍取得は行政書士の方に依頼することもできますが、辿りびとでは、家系への旅の始まりとして戸籍も自分で取りに行くという事をおすすめしています。

戸籍さえ取得できれば、辿りびとオリジナルシートを使って1DAY参加だけでも、家系図作成の方法を知ることができます。

家系への旅は、自分を主人公にした映画のようなもの

家系図作成は、癒し(セルフセラピー)であり、心の旅(セルフジャーニー)でもあります。私はこの辿りびとという活動を通して、一人でも多くの方に「自分の存在や可能性に出会う」「自分を主人公として人生をみつめる」ことができる家系という心の旅をぜひ体感してほしいと願っています。

まずは1日体験から参加してみませんか?

家系図サポート活動の原点

2019年に家系図を作成するに至った出来事を書いています。