1931年に満州事変の翌年、1932年3月から1945年8月まで13年間だけ、存在した中国の東北部に建国された満州国。
満蒙開拓平和記念館はその歴史がまとめられている。
同じ日本人として、両親、祖父母が生きてきた時代に起きていたことを知る。
彼らは、今も変わらぬ同じ空、同じ月、同じ太陽、同じ大地のもと、全く違う人生を経験してきた。
資料や映像を見たとしても、本当の悲惨さを知ることは決してできないけれど、農地開拓のために満州へと渡った27万人以上の日本人が、終戦と共に始まった引き上げ途中で3人に1人が亡くなり、
日本に辿り着いた後も、さらに続く試練。それでも命を繋いできたその強靭な想いは、今を生きる私たちに、さまざまな問いを投げかけてくれる。

【満蒙開拓平和記念館】
〒395-0303 長野県下伊那郡阿智村駒場711-10
時間:9時30分〜16時30分
休館日:毎週火曜日、
第2、第4水曜日
費用:一般600円
小中高生300円